<Header>
<Author: 宋之問>
<Title: 至端州驛見杜五審言沈三佺期閻五朝隱王二無競題壁慨然成詠>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 端州驛に至りて杜五審言・沈三佺期・閻五朝隱・王二無競が壁に題せるを見て、概然として詠を成す。>
<BookPage: 80>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
逐臣北地承嚴譴，
謂到南中每相見。
豈意南中岐路多，
千山萬水分鄉縣。
雲搖雨散各翻飛，
海闊天長音信稀。
處處山川同瘴癘，
自憐能得幾人歸。
<End Poem>
<Translation>
追放された臣下は北方の都で、きびしいとがめをこうむった。それで命令されて嶺南の瀧州に流されたが、したしい友人仲間がみんないっしょに嶺南へやられたので、せめてのなぐさめに、みながいつも顔をあわせることができると思っていた。ところが意外なことに、嶺南といっても、なかなか廣いもので、わかれ路がたくさんあって、 數千の山、數萬の川が各自の行くさきを分けへだてているではないか。われわれは千切れ雲が移ってゆくように、また雨のつぶが亂れ散るように、あちらこちらと飛ばされて行った。海は廣く、天は長く、お互いのあいだには音信を通ずることも容易でない。まして行くさきざきの山川は、みな毒氣がたちこめている地方だ。自分ながらかわいそうになってくることには、われわれのうち、何人が無事で都に帰ることができようか。
<End Translation>
<Formatted Translation>
追放された臣下は北方の都で、きびしいとがめをこうむった。
それで命令されて嶺南の瀧州に流されたが、したしい友人仲間がみんないっしょに嶺南へやられたので、せめてのなぐさめに、みながいつも顔をあわせることができると思っていた。
ところが意外なことに、嶺南といっても、なかなか廣いもので、わかれ路がたくさんあって、 數千の山、數萬の川が各自の行くさきを分けへだてているではないか。
われわれは千切れ雲が移ってゆくように、また雨のつぶが亂れ散るように、あちらこちらと飛ばされて行った。
海は廣く、天は長く、お互いのあいだには音信を通ずることも容易でない。
まして行くさきざきの山川は、みな毒氣がたちこめている地方だ。
自分ながらかわいそうになってくることには、われわれのうち、何人が無事で都に帰ることができようか。
<End Formatted Translation>